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東京伝説 呪われた街の怖い話

東京伝説 呪われた街の怖い話
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"ぬるい怖さ"は、もういらない。今や、枕元に深夜立っている白い影よりも、サバイバルナイフを口にくわえながらベランダに立っている影のほうが確実に怖い時代なのである。本書は、記憶のミスや執拗な復讐、通り魔や変質者、強迫観念や妄想が引き起こす怖くて奇妙な四十八話の悪夢が、ぎっしりとつまっている。現実と噂の怪しい境界から漏れだした毒は、必ずや、読む者の脳髄を震えさせるであろう。(解説 春日武彦)

著者:平山夢明
発行元:角川春樹事務所(ハルキ・ホラー文庫)
発売日:1999/07/18
ISBN:978-4894565418
平山夢明

神奈川県生まれ。「週刊プレイボーイ」、「宝島」等で映画・ビデオ批評をしながら作家活動に入る。著書に『異常快楽殺人』(角川ホラー文庫)『怖い本』『メルキオールの惨劇』(ハルキ・ホラー文庫)『「超」怖い話Α』『「超」怖い話Ζ』『東京伝説 彷徨う街の怖い話』(竹書房文庫)『ミサイルマン』(光文社)などがある。2006年、「独白するユニバーサル横メルカトル」で第59回日本推理作家協会賞短篇部門を受賞。