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懺・百物語

おなじみの書き手が集ったFKB百物語シリーズ第2弾!

懺・百物語
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黒史郎はコンパにきていた奇妙な男の奇妙なクセ「県民性」、黒木あるじは前触れもなく鳥肌が出る、その訳「鳥肌」、我妻俊樹は家族とのドライブ途中での不幸「お姉さん」、伊計翼はとある道沿いの溝に近づいてはだめ、なぜなら......「溝手」、神薫は一人の園児が描く父親の絵の恐怖「緑のおじさん」、つくね乱蔵は仲の悪かった姑の葬式に嫁がしたこと「自主整形」、明神ちさとは北米大陸を旅する男が垣間見た闇「喪細工」、橘百花は妹との些細な喧嘩がきっかけで...「後方の猿」、小田イ輔は立派な墓を建てたのに何が?「墓の傾き」、そして平山夢明は〈ひとくち怪談〉で登場。百編すべて書き下ろし。

著者:つくね乱蔵伊計翼小田イ輔平山夢明我妻俊樹明神ちさと橘百花黒史郎黒木あるじ
発行元:竹書房(竹書房文庫)
発売日:2014/12/28
ISBN:4801901123
平山夢明

神奈川県生まれ。「週刊プレイボーイ」、「宝島」等で映画・ビデオ批評をしながら作家活動に入る。著書に『異常快楽殺人』(角川ホラー文庫)『怖い本』『メルキオールの惨劇』(ハルキ・ホラー文庫)『「超」怖い話Α』『「超」怖い話Ζ』『東京伝説 彷徨う街の怖い話』(竹書房文庫)『ミサイルマン』(光文社)などがある。2006年、「独白するユニバーサル横メルカトル」で第59回日本推理作家協会賞短篇部門を受賞。

黒木あるじ

山形在住。映像カメラマンとしての顔も持つ。FKBシリーズ『震』『痕』『穽』『叫』(竹書房ホラー文庫)、『無残百物語 ゆるさない』(MF文庫)、共著に『鳥肌ゾーン』(ポプラ社)ほか。映像監修にDVD『みちのく異界遺産』(荒蝦夷)。

明神ちさと

神奈川県出身、在住。書店員、ホステス、コピーライター等の職歴の後、新宿ゴールデン街にホラー&ミステリー文壇BAR『幻影城』をオープン。訪れた多くのホラー、怪談、ミステリー作家を目標として小説を書き始める。2012年9月にBAR幻影城を閉店した後は、怪談収集や黒魔術を始めとするオカルティズムの研究に明け暮れている

我妻俊樹

歌人。怪談作家。2005年、第三回ビーケーワン怪談大賞で大賞受賞。短歌や創作怪談というジャンルで日常と非日常の境目にある恐怖を作品化する。代表作にFKB『実話怪談覚書 忌之刻』を刊行。共著に『てのひら怪談』シリーズ(ポプラ文庫)など。