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黒丸ゴシック 人間崩壊

黒丸ゴシック 人間崩壊
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平山夢明と黒史郎という実話恐怖譚の最凶タッグコンビがついに実現!さらに平山夢明監修FKBシリーズの第一弾がここに誕生した! 「我、此処にFKBを宣言す......このFKBシリーズではオイラ選りすぐりの変わった話の持ち主を連れてきては話を開陳して貰うことにしました......黒史郎さんの話を聞いていると......〈ぶっ壊れた者たち〉が切ったり裂いたり潰したりのまさに狂気のオリンピック......」(平山夢明まえがきより)「焼物」「誓約グラス」「習性」「悩めるマジシャン」「トリがしめどきだで」など、恐怖と狂気の世界をリアルに描いた30篇収録。臭いと叫び声とともに黒史郎"恐怖都市伝説"が目の前に屹立する!

著者:
発行元:竹書房(竹書房文庫)
発売日:2010/07/30
ISBN:978-4812442593
平山夢明

神奈川県生まれ。「週刊プレイボーイ」、「宝島」等で映画・ビデオ批評をしながら作家活動に入る。著書に『異常快楽殺人』(角川ホラー文庫)『怖い本』『メルキオールの惨劇』(ハルキ・ホラー文庫)『「超」怖い話Α』『「超」怖い話Ζ』『東京伝説 彷徨う街の怖い話』(竹書房文庫)『ミサイルマン』(光文社)などがある。2006年、「独白するユニバーサル横メルカトル」で第59回日本推理作家協会賞短篇部門を受賞。

松村進吉

1975年徳島県生まれ。2006年、『「超」怖い話』シリーズの新たな著者を発掘するべく行われた大会「超−1/2006」に優勝しデビュー。2009年からは五代目編著者として、本シリーズを牽引する。単著に『「超」怖い話X』同シリーズ『P』『T』、『異聞フラグメント 悪霊』同シリーズ『切断』、『学生怪談 夜は異界』など。共著にFKB『ふたり怪談』『怪談実話 饗宴』シリーズ、『怪談実話系ベスト・セレクション』など。現在、怪談専門誌『幽』にて「セメント怪談稼業」を連載中。

黒木あるじ

山形在住。映像カメラマンとしての顔も持つ。FKBシリーズ『震』『痕』『穽』『叫』(竹書房ホラー文庫)、『無残百物語 ゆるさない』(MF文庫)、共著に『鳥肌ゾーン』(ポプラ社)ほか。映像監修にDVD『みちのく異界遺産』(荒蝦夷)。

BBゴロー

1972年北海道富良野生まれ静岡県御殿場育ち。ギター漫談・弾き語り・漫談を駆使する「遅れてきた昭和芸人」『あらびき団』、『中居正広のブラックバラエティー(広島カープ選手の物まね)』、『奇跡体験アンビリーバボー』や「ニコニコ生放送」等に出演。稲川淳二の物まねで注目を集めるが、本人の体験による怪談も数多く持っている本格派の語り手。平山夢明とのラジオ共演が縁で「FKB」にも参加し注目を集めている。最近はバンド活動にも力を入れており、背後霊や地縛霊などの霊の気持ちをブルース調に歌っている。

ヒカリゴケ国沢一誠

1984年大阪府出身。松竹芸能所属。4歳年上の叔父、片山とコンビ「ヒカリゴケ」で、『あらびき団』、『爆笑レッドカーペット』、『エンタの神様』等多くのネタ番組に出演。多くの怪談を持ち、『人志松本の◯◯な話』に出演するなど、語り手としても注目を集めている。

居島一平

1974年生まれ、東京都出身。オフィス北野所属。学生時代の98年からサンキュータツオと漫才コンビ「米粒写経」で活躍するかたわら、「大本営八俵」の名義で軍国漫談、一人コント、特殊ものまね等を熱演。独特な芸風に磨きをかけている。TV「たけしの誰でもピカソ」「やりすぎコージー」「ゴールデンアワー」ほか、TBSラジオ「たまむすび」に出演。またDJとして毎週土曜20時より78.4SHIBUYA-FM※2013年現在はユーストリームにて「居島一平のバイオレント・サタデー〜歯軋り番外地」を担当。プチ鹿島とのトークライブを単行本化した「思わず聞いてしまいました!!活字版」(スコラマガジン刊)が好評発売中。「苦肉祭」「鬼畜寄席」など数々のライブを主催するほか、営業で怪談を披露することも多い。

神薫
静岡在住。元医者。著書に研修医時代の怖い思い出を綴った『女医裏物語−禁断の大学病院、白衣の日常』(文春文庫)がある。FKBでは『饗宴1、2、4』に参加。自身も同人誌を制作、コミケにもよく出没しているとか。
花房観音

京都市在住の作家。映画会社、旅行会社、AVライターなど様々な職を経て、京都の和菓子をモチーフにした官能小説『花祀り』(無双舎)にて2010年に第1回団鬼六大賞受賞。2011年、団鬼六の死去により最後の弟子となった。京都観光文化検定2級を所持する現役バスガイドとして、昼は修学旅行生に京都を案内し、夜は京都を舞台に性愛小説を書いている。著書に『寂花の雫』『女の庭』がある。

田房永子

東京都生まれ。ライター、漫画家。2001年に漫画家デビューし、第三回アックスマンガ新人賞佳作受賞。男性向けアダルト誌でイラストや漫画の仕事を始める。単行本に『母がしんどい』(新人物往来社)など。カリスマ的人気を集める自主制作本「むだにびっくり」シリーズにも描かれる変な人間に出会う才能のすばらしさに平山夢明もびっくりしており、今回の依頼となった。

明神ちさと

神奈川県出身、在住。書店員、ホステス、コピーライター等の職歴の後、新宿ゴールデン街にホラー&ミステリー文壇BAR『幻影城』をオープン。訪れた多くのホラー、怪談、ミステリー作家を目標として小説を書き始める。2012年9月にBAR幻影城を閉店した後は、怪談収集や黒魔術を始めとするオカルティズムの研究に明け暮れている

我妻俊樹

歌人。怪談作家。2005年、第三回ビーケーワン怪談大賞で大賞受賞。短歌や創作怪談というジャンルで日常と非日常の境目にある恐怖を作品化する。代表作にFKB『実話怪談覚書 忌之刻』を刊行。共著に『てのひら怪談』シリーズ(ポプラ文庫)など。