Books

怪談実話 FKB話 饗宴

平山夢明監修FKBシリーズ第6弾は怪談作家など16人による禍々しくも忌まわしくヴォリュームアップした初の実話撰。平山夢明書き下ろしももちろん収録。そのほか、実話初挑戦の真藤順丈、凄腕の実話語り部、福澤徹三、田辺青蛙を始め、FKBレギュラーの黒史郎、松村進吉、黒木あるじ、さらには異色の恐怖を描く円城塔、牧野修に加えて、怪談実話には定評のある岡本美月、宍戸レイ、新しい恐怖を巻き起こす朱野帰子、小松エメル、小鶴、神薫、そしてタレント、かでなれおん。幸福な話はどれも同じような結末だが、実話恐怖譚は一人一人の異なる叫びが聞こえ、同じ血の匂いは決して存在しない…。あなたの杯に次々と満たされる恐怖譚を飲み干せ。

著者:かでなれおん円城塔宍戸レイ小松エメル小鶴岡本美月平山夢明明野帰子松村進吉牧野修田辺青蛙真藤順丈神薫福澤徹三黒史郎黒木あるじ
発行元:竹書房(竹書房文庫)
発売日:2011/04/28
ISBN:978-4812445389
平山夢明

神奈川県生まれ。「週刊プレイボーイ」、「宝島」等で映画・ビデオ批評をしながら作家活動に入る。著書に『異常快楽殺人』(角川ホラー文庫)『怖い本』『メルキオールの惨劇』(ハルキ・ホラー文庫)『「超」怖い話Α』『「超」怖い話Ζ』『東京伝説 彷徨う街の怖い話』(竹書房文庫)『ミサイルマン』(光文社)などがある。2006年、「独白するユニバーサル横メルカトル」で第59回日本推理作家協会賞短篇部門を受賞。

松村進吉

1975年徳島県生まれ。2006年、『「超」怖い話』シリーズの新たな著者を発掘するべく行われた大会「超−1/2006」に優勝しデビュー。2009年からは五代目編著者として、本シリーズを牽引する。単著に『「超」怖い話X』同シリーズ『P』『T』、『異聞フラグメント 悪霊』同シリーズ『切断』、『学生怪談 夜は異界』など。共著にFKB『ふたり怪談』『怪談実話 饗宴』シリーズ、『怪談実話系ベスト・セレクション』など。現在、怪談専門誌『幽』にて「セメント怪談稼業」を連載中。

黒木あるじ

山形在住。映像カメラマンとしての顔も持つ。FKBシリーズ『震』『痕』『穽』『叫』(竹書房ホラー文庫)、『無残百物語 ゆるさない』(MF文庫)、共著に『鳥肌ゾーン』(ポプラ社)ほか。映像監修にDVD『みちのく異界遺産』(荒蝦夷)。

神薫
静岡在住。元医者。著書に研修医時代の怖い思い出を綴った『女医裏物語−禁断の大学病院、白衣の日常』(文春文庫)がある。FKBでは『饗宴1、2、4』に参加。自身も同人誌を制作、コミケにもよく出没しているとか。