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ふたり怪談

ふたり怪談
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実話怪談の若手実力者である松村進吉と黒木あるじのふたりが、まっこうから怖さを競い合う「ふたり怪談」。松村進吉がすべて崩壊するほど怖い実話なら、黒木あるじは救いのない底なしの恐怖で挑む、真剣勝負。語られる実話が怖いのか、それとも語り手が怖いのか「日記」、DVの果てに起こった悲惨な顛末「金魚」、謎の老婆に苦しめられる「山姥」など12編。対、彫り物にもタブーがある「刺青」、巫女に災いをもたらすものは「延長」、出張先でふらりと入った謎のお店「鬼鮨」など14編。

著者:松村進吉黒木あるじ
発行元:竹書房(竹書房文庫)
発売日:2012/11/29
ISBN:978-4812491867
松村進吉

1975年徳島県生まれ。2006年、『「超」怖い話』シリーズの新たな著者を発掘するべく行われた大会「超−1/2006」に優勝しデビュー。2009年からは五代目編著者として、本シリーズを牽引する。単著に『「超」怖い話X』同シリーズ『P』『T』、『異聞フラグメント 悪霊』同シリーズ『切断』、『学生怪談 夜は異界』など。共著にFKB『ふたり怪談』『怪談実話 饗宴』シリーズ、『怪談実話系ベスト・セレクション』など。現在、怪談専門誌『幽』にて「セメント怪談稼業」を連載中。

黒木あるじ

山形在住。映像カメラマンとしての顔も持つ。FKBシリーズ『震』『痕』『穽』『叫』(竹書房ホラー文庫)、『無残百物語 ゆるさない』(MF文庫)、共著に『鳥肌ゾーン』(ポプラ社)ほか。映像監修にDVD『みちのく異界遺産』(荒蝦夷)。