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スタジオダラ企画・編集

ふたり怪談 弐

ふたり怪談 弐
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ふたりの著者がお互いの実話怪談の怖さを競い合う『ふたり怪談』シリーズ第2弾。不可思議な読み味の中に底知れぬ不気味さを忍ばせる我妻俊樹は、学生時代に書いた恐怖小説に纏わる「人魂」、コンクリートの床に突然現れた落書き「死ななない」など44編の断片で恐怖を魅せる。徹底的な取材力と筆力で攻める黒木は、死に纏わる干支の言い伝え「十二支の家」、子供を事故で亡くした母親の怨念「梅雨に嗤う」、金にはなるが忌まわしいアルバイト「軍手」など渾身の32話を収録。

著者:我妻俊樹黒木あるじ
発行元:竹書房(竹書房文庫)
発売日:2013/07/29
ISBN:978-4812495636
黒木あるじ

山形在住。映像カメラマンとしての顔も持つ。FKBシリーズ『震』『痕』『穽』『叫』(竹書房ホラー文庫)、『無残百物語 ゆるさない』(MF文庫)、共著に『鳥肌ゾーン』(ポプラ社)ほか。映像監修にDVD『みちのく異界遺産』(荒蝦夷)。

我妻俊樹

歌人。怪談作家。2005年、第三回ビーケーワン怪談大賞で大賞受賞。短歌や創作怪談というジャンルで日常と非日常の境目にある恐怖を作品化する。代表作にFKB『実話怪談覚書 忌之刻』を刊行。共著に『てのひら怪談』シリーズ(ポプラ文庫)など。