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恐怖女子会 不祥の水

恐怖女子会 不祥の水
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平山夢明監修で送る女性著者のみによる実話怪談短篇集。左肩の激痛に悩まされる介護士を視た霊能者が腑に落ちないことを言う『寝たきりの祓い』(神薫)。芸能界のもつれた人間関係が織りなす恐怖『生霊の女』(花房観音)。バイト先で知り合った信じられない店員『五億円稼ぐ男』(田房永子)。デリヘル嬢がよばれたマンションで見たものは...『GR』(明神ちさと)。不吉が滴ってくる。女性に迫り来る恐怖を描く傑作短篇集。

著者:明神ちさと田房永子神薫花房観音
発行元:竹書房(竹書房文庫)
発売日:2013/04/27
ISBN:978-4812494325
神薫
静岡在住。元医者。著書に研修医時代の怖い思い出を綴った『女医裏物語−禁断の大学病院、白衣の日常』(文春文庫)がある。FKBでは『饗宴1、2、4』に参加。自身も同人誌を制作、コミケにもよく出没しているとか。
花房観音

京都市在住の作家。映画会社、旅行会社、AVライターなど様々な職を経て、京都の和菓子をモチーフにした官能小説『花祀り』(無双舎)にて2010年に第1回団鬼六大賞受賞。2011年、団鬼六の死去により最後の弟子となった。京都観光文化検定2級を所持する現役バスガイドとして、昼は修学旅行生に京都を案内し、夜は京都を舞台に性愛小説を書いている。著書に『寂花の雫』『女の庭』がある。

田房永子

東京都生まれ。ライター、漫画家。2001年に漫画家デビューし、第三回アックスマンガ新人賞佳作受賞。男性向けアダルト誌でイラストや漫画の仕事を始める。単行本に『母がしんどい』(新人物往来社)など。カリスマ的人気を集める自主制作本「むだにびっくり」シリーズにも描かれる変な人間に出会う才能のすばらしさに平山夢明もびっくりしており、今回の依頼となった。

明神ちさと

神奈川県出身、在住。書店員、ホステス、コピーライター等の職歴の後、新宿ゴールデン街にホラー&ミステリー文壇BAR『幻影城』をオープン。訪れた多くのホラー、怪談、ミステリー作家を目標として小説を書き始める。2012年9月にBAR幻影城を閉店した後は、怪談収集や黒魔術を始めとするオカルティズムの研究に明け暮れている