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怪記事典 灰骨ノ版

著者が繰り返し見る、迷宮をさまよう悪夢。それは朧に甘くどこか懐かしい戦慄を帯びた怪異体験でもある! 明神ちさとによる、自身の実体験と丹念な取材によるシリーズ第二弾が登場!

怪記事典 灰骨ノ版
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家の前のアスファルトに残った謎のヒトガタ「凹み」、僕がいない夜に部屋を貸した友人が遺したものは...「ある未解決事件の闇」、戦時中、疎開していた村で覗き見た禁忌「羅漢さが揃うたら」、欲望街で働く女性が仕掛けた呪い「キャリーバッグX」、漁師町で海藻を入れた風呂に入ったら...「神風呂のはなし」、自分の部屋で見つけた奇妙な文字、そこから始まる怪奇現象「のけ反り日記」など恐怖の深淵に迫る実話怪談40編を収録。常にそばにある闇には湿度を帯びた陰りが翻って待ち構えている...。

著者:明神ちさと
発行元:竹書房(竹書房文庫)
発売日:2014/09/29
ISBN:978-4812488973
明神ちさと

神奈川県出身、在住。書店員、ホステス、コピーライター等の職歴の後、新宿ゴールデン街にホラー&ミステリー文壇BAR『幻影城』をオープン。訪れた多くのホラー、怪談、ミステリー作家を目標として小説を書き始める。2012年9月にBAR幻影城を閉店した後は、怪談収集や黒魔術を始めとするオカルティズムの研究に明け暮れている